
わきが(ワキガ:腋臭症)は、アポクリン汗腺からの分泌物と細菌が一緒になり、特有の
臭いを生じる病態です。耳の垢が常に湿っている人は、わきがと思って
間違いありません。スソわきがといって陰部から臭いを放つ場合もあります。
また
多汗症は、エクリン汗腺からの汗(あせ)が多量に出る
病態です。
手術はワキの皮膚の裏から汗腺を削るのですが、正常な皮膚まで削ってしまえば、汚い
ワキの皮膚になりますから、汗腺だけを選択的に除去する超音波治療法が出現しました。 ≪医療訴訟ブログ≫
【赤く染まる汗腺のみが消失】 わきが(ワキガ)多汗症では従来の剪除(せんじょ)法だけの手術では汗の腺を取り除く時、正常な皮膚まで削り、ペラペラにしたので、術後は引きつれるくらい痛い厳重な固定を必要とし、最終的にも汚い皮膚になっていました。しかし皮膚の深い層は剪除同様の削りを行い、肌質に関係する中間層以上は超音波で選択的に汗腺のみ破砕・変性させると、左写真のように赤く染まる汗腺がのみがほとんど無くなり、肌の厚みが保て、術後の固定が楽で美しい肌質が保てるものです。わきが(ワキガ)多汗症で美容的に良好です。|